ウェブとアプリ、いつ何を使う?チームを管理するコーチのPoinT GO活用法
- 8月7日
- 読了時間: 8分
PoinT GOを初めて使うコーチが、ほぼ例外なく口にする質問があります。「測定はアプリでして、分析はウェブで見る、ということですよね?」
半分は正解で、半分は違います。コーチが主にウェブを、選手が主にアプリを使うのはその通りです。ただ「測定はアプリだけ、分析はウェブだけ」と分けてしまうと、2つのツールを半分しか使えません。ウェブもセンサーをつないで直接測定しますし、アプリも結果を分析して見せてくれます。
ですから本当の基準は「誰が測定するか」ではなく、何に最適化されているかです。アプリ(connect)は現場に持ち歩いて測定するため、ウェブ(coach-web)はチームを体系的に管理して総合的に分析するために作られています。この記事は、チームを運営するコーチの視点で2つのツールの使い分けを整理したものです。
まず誤解を一つ ——「測定はアプリ、分析はウェブ」は違います
この誤解を解いておくと、あとの話がすっきりします。
ウェブでも測定できます。 デスクトップでWeb Bluetoothを使ってセンサーをつなげば、VBT・ジャンプ・ROM・RSI・等尺性・投擲・ウェイトリフティング・回転・スイングをウェブ上でそのままライブ測定できます。ただしWeb Bluetoothはデスクトップ版のChromeやEdgeで動作し、iOSのSafariでは使えません。だからこそ、現場に持ち歩いて測る汎用的なツールはアプリになります。
アプリでも分析できます。 アプリには個人ダッシュボードがあり、測定サマリー・自己ベスト・推移・過去のセッションを選手自身が確認できます。測定直後にも結果がすぐ表示されます。
どちらも測定し、どちらも分析します。しかも同じ測定アルゴリズムを共有しているので、同じ動作をウェブで測ってもアプリで測っても結果は同じです。ですから「どちらがより正確か」ではなく、「この場面ではどちらが使いやすいか」で選べば大丈夫です。
アプリ(connect) —— 現場に持ち歩いて測定するのが得意です
アプリは、選手とコーチが体育館でも競技場でも持ち歩いて測定するためのツールです。現場で活きる機能がここに集まっています。
モバイルネイティブのBluetooth接続。 スマートフォンがセンサーを直接つかみます。最大3個まで同時接続できるので、左右両側や複数の部位を一度に測定できます。
一つのセッションで複数の選手を測定。 コーチ一人が複数選手モードで選手を順番に測り、セッション中に選手プロフィールを切り替えながら結果を選手ごとにまとめられます。チーム練習のときに1台のスマホで並んで測定していく、あの光景がここから生まれます。
カメラでのフォーム記録。 測定しながら動作の映像も残して、姿勢を確認できます。
オフライン測定。 電波の弱い屋外や地下の体育館でもとりあえず測っておけば、オンラインに戻ったときにキューに溜まった記録が自動で同期されます。
選手個人のダッシュボード。 選手が自分のデータを直接確認し、自己測定もできます。プッシュ通知でプログラムの割り当てやチームの活動も受け取れます。
まとめると、アプリの居場所は現場です。選手のいる場所へ行って、何人もすばやく、ネットワークがなくても測る——そんな場面ではアプリが一番快適です。
ウェブ(coach-web) —— チームを管理するデスクトップダッシュボードです
ウェブは、コーチが机の前でチーム全体を見渡しながら設計し、分析する場所です。大きな画面とキーボード・マウスが必要な仕事はここに集まっています。
チームと権限の管理。 チームにメンバーを招待し、役割を分けます。役割は管理者(ADMIN)・コーチ(COACH)・アナリスト(ANALYST)の3つで、招待はトークンリンクで承認します。チームが複数あれば、切り替えながら管理できます。
選手管理とプログラム設計。 選手プロフィールを登録し、内蔵テンプレート(VBT・Jump・ROM・RSI・1RM・Isometric・Throws・Weightlifting・Rotation・Swing)や自作のプログラムを選手に割り当てて、測定スケジュールを組みます。
総合分析ダッシュボード。 測定種類ごとのタブで速度の推移・非対称性・トレンドを深く見られ、複数の選手を並べる選手比較と、指標ごとに順位をつけるチームリーダーボードでチーム全体をひと目で把握できます。
デスクトップでのライブ測定。 前述のとおり、ChromeやEdgeでセンサーをつなげばウェブ上でもそのまま測定できます。
多言語対応。 韓国語・英語・日本語・中国語(繁体字/簡体字)・ドイツ語・フランス語・スペイン語まで対応しているので、国際的なチームもそれぞれの言語で使えます。
ウェブの居場所は管理者ダッシュボードです。選手が10人、20人と増えてチームも複数になると、誰がいつ何を測ったのか、誰が先を行っているのかを一つの画面で整理する必要が出てきます。それがウェブの得意な仕事です。
チーム管理の観点で、なぜこの区分が大切なのか
選手が1人か2人なら、実のところアプリだけでも十分です。この区分が本当に力を発揮するのは、管理する人数が増えたときです。
肝になるのは、ウェブとアプリが同じアカウント・同じチーム・同じ選手プロフィールを共有し、リアルタイムで同期されるという点です。現場でアプリで測った記録がすぐウェブのダッシュボードに上がり、ウェブで割り当てたプログラムが選手のアプリにすぐ表示されます。2つのツールが別々に動くのではなく、一つのデータでつながっています。
役割分担もここで活きてきます。管理者がチームを管理し、コーチがプログラムを設計し、アナリストがデータを分析する——そうやって人ごとに仕事を分けても、全員が同じデータを見ています。現場で今まさに測定された値がダッシュボードの画面に反映されるので、「あの選手、今日の測定どうだった?」とわざわざ聞く必要がありません。
一日を例にすると、こう回ります
プレシーズンのチーム測定日を想定してみます。
前日の夜、ウェブで準備します。 選手をチームに登録し、今シーズン最初の測定に使うプログラム(例:ジャンプ・RSI・VBT)を作って割り当てます。一緒に働くコーチをチームに招待して、役割も決めておきます。
当日の現場、アプリで測定します。 体育館でコーチがスマホ1台の複数選手モードを立ち上げ、選手を順番に測ります。Wi-Fiが弱くてもオフラインでとりあえず全員測っておけば、電波が入った時点でキューが自動で上がります。
測定している間、データがダッシュボードに集まります。 測るそばからリアルタイムで同期されるので、事務所にいるアナリストはその日の測定が入ってくる様子をウェブでそのまま見られます。
終わったらウェブで総合します。 リーダーボードで今回の測定は誰が抜けていたかを確認し、選手比較で気になる選手を数人並べて、それぞれのパフォーマンスを分析します。必要ならレポートにまとめます。
アプリが現場の手足で、ウェブが管理者の目です。この2つがリアルタイムでつながっているから、測定と管理が途切れません。
ひと目で分かるまとめ
区分 | アプリ(connect) | ウェブ(coach-web) |
最適化された場面 | 現場での携帯測定 | チーム・グループの体系的な管理 |
センサー接続 | モバイルネイティブBluetooth(最大3個同時) | デスクトップのWeb Bluetooth(Chrome・Edge) |
測定 | ○(現場のどこでも) | ○(デスクトップでライブ) |
分析 | ○(選手個人ダッシュボード) | ○(チーム総合・比較・リーダーボード) |
強みの機能 | 複数選手の同時測定、カメラフォーム、オフラインキュー、プッシュ | チーム・役割管理、プログラムライブラリ、選手比較・リーダーボード |
主に使う人 | 選手、現場のコーチ | コーチ、アナリスト |
共通の土台(チーム・選手プロフィール・測定アルゴリズム・リアルタイム同期)は、両方がまったく同じものを共有しています。表で分かれているのは、どこに最適化されているかだけです。
選手とチームをいくら増やしても、ウェブ・アプリは永久無料
チームを管理するコーチに、もう一つ嬉しい知らせがあります。コーチウェブとモバイルアプリは無制限で永久に無料です。PoinT GOのセンサーさえ購入すれば、ライセンス費用も、毎月のサブスクリプション料金も、隠れた追加課金もありません。
選手を何人登録しても、チームをいくつ作っても制限はありません。チームが大きくなると普通はソフトウェアの費用も一緒に増えていくものですが、その心配なく測定データを積み上げ続けられます。前に見たチーム・役割管理、リーダーボード、選手比較といった機能も、すべてこの中に入っています。
では、どう使えばいいでしょうか
2つのツールをこう分けて使えば、チームの測定が一つのデータにまとまります。
現場の測定はアプリで。 選手のいる場所へ行って、何人もすばやく、ネットワークがなくても測定してください。
チーム管理と総合分析はウェブで。 選手とプログラムを設計し、リーダーボードと選手比較でチーム全体を読み取ってください。
2つを同じアカウント・同じチームでつないでおいてください。 そうすることで、現場で測定された値がウェブへリアルタイムで上がり、ウェブで組んだ計画が選手にそのまま届きます。
測定ツールを新しく導入すると、たいていは「現場で測ること」と「それを集めて見ること」が別々になり、データが散らばりがちです。PoinT GOはアプリとウェブが同じデータの上でそれぞれ得意な役割を担うので、センサー1つで測定した値が現場からウェブのダッシュボードまで途切れずにつながります。チームを管理するコーチなら、この構造一つで測定と管理を同じ流れの中に置けます。



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